さてさて、翌朝。
朝早くにフランクフルト空港へレンタカーを返却しに行き、電車でフランクフルト南東にある都市「Stuttgart(シュトゥットガルト)」に向かいました。日本の新幹線にあたる、高速列車「ICE」で、1時間15分ほどの小旅行。途中停車駅はMannheim(マンハイム)のみです。
フランクフルト空港の駅は、近距離駅(Frankfurt (Main) Flughafen Regionalbahnhof)と遠距離駅(Frankfurt (Main) Flughafen Fernbahnhof)に分かれていて、場所が全然違うので要注意です。今回は高速列車「ICE」に乗るので、長距離駅であるFrankfurt (Main) Flughafen Fernbahnhofへ。
ちなみに、「bahnhof」は「駅」、「Flughafen」は「空港駅」という意味。ドイツでは「◯◯Hauptbahnhof」という駅名をしばしば見つけたのですが、これは「◯◯中央駅」という意味のようです。こういうよく出てくる単語はちょっと覚えておくと便利ですね(あんまり英語の案内がないので)。


ガラス張りのドームが格好良い遠距離駅。

殆どICEしか止まりません。

DBのロゴが私のツボにハマってしまった。格好良い。

ICEの車体にプリントされたDBロゴ。赤×白がコーポレートカラーなのでしょう(WEBも)。ドイツっぽくてイイ。

いざ出発。

ちなみにICEはこんな列車です。今メインで運行しているのは三代目の「ICE 3」。最高速度は330km/h。

ICE 3M KRM.jpg
ICE 3M KRM” by Sebastian Terfloth User:Sese_Ingolstadt – 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

また、運転台後ろの客室との仕切りはガラス張りになっており、運転室背後の客室(「ラウンジ席」と呼ばれる)から運転台前方の風景を展望できるようになっている。

らしいんです。知らなかった。ロマンスカーの展望席みたいな感じでしょうかね。

ICE(Intercity-Express) の車内

ICEは1等、2等とありますが、「ドイツの鉄道は綺麗!」という噂を耳にしたのもあり、今回は折角なので1等に乗ってみました。シートも座席ピッチも広々していて、車内はとても静かで清潔です。平日だったせいもあるとは思いますが、乗客の殆どはビジネスマン。

基本は3列1列の配置で、コンパートメント席もありました。大勢であればコンパートメント席、2人であれば1列席の向かい合わせの座席にすると良いと思います。

こちらはコンパートメント席。

左側がコンパートメント席ですね。ガラスの扉がついていて、個室のようになっていました。

チケットはオンラインで買っておきましょう

DBは事前にOnlineでチケットを買っておいた方が確実に安くつきます。予約時期にもよると思いますが、Saving Faresはだいたい半額以上は割引されていました(その代わりディスカウントの効いているチケットは変更が出来ないので注意)。予定をビシビシっと決められる方は、ぜひ日本でWEBサイトからチケットを買っておきましょう。もちろん、座席も指定できますよ(有料€9.00)。

(今回は€102.00→€49.00で乗りました)Online-Ticketはこんな感じのもの。印刷して持っておきましょう。ちなみに、このOnline-Ticketは全てドイツ語で印字されているので、google翻訳などで調べて「何号車か」「何番席か」くらいは把握しておいたほうが良いと思います。正直、パッとみても何が書いてあるのか、結構分かりません。

乗車してしばらくすると「車掌がチケットと本人確認(チケット購入に使用したクレジットカードが必要)をしにくる」らしいとのことだったのですが、いらっしゃいませんでした。ヨーロッパっぽい。

Stuttgart Hauptbahnhof(シュトゥットガルト中央駅)に到着

1時間15分ほどで、到着。

右奥に居る、赤くて角ばってる機関車が格好良い…!
ちなみに、ドイツの鉄道は(このしばらく後に出てくるフランス国鉄のTGVなどもそうですが)日本の鉄道とは異なり、列車が機関車と客車から構成されている動力集中方式と呼ばれる走行方式なので、駅のホームや車両基地でこういったゴツくて無骨なパワー溢れる機関車を沢山見かけます。

Stuttgartといえば、クルマ。Mercedes-BenzとPORSCHEのお膝元です(恐らく日本で言う”豊田市”みたいな感じ)。駅舎の塔(?)のてっぺんにも、メルセデスのエンブレム、スリーポインテッド・スターがくるくると。

もちろん我々も、それが目的でこの街にやってきたのですが……。

Stuttgart(シュトゥットガルト)の街

フランクフルトに比べて穏やかな雰囲気ただようStuttgartの街。Stuttgart Hauptbahnhof(シュトゥットガルト中央駅)の南側が繁華街になっているようでした。

駅から南に伸びる繁華街の中心通り、Koenigstrasse(ケーニヒ通り)は歩行者天国になっていて広々していて、お散歩にぴったり。

思い思いに皆がくつろぐ広場「Schlossplatz」。

ここ広場はとにかく広い!(奥にずらっと並んだSクラス……)

Schlossplatz周辺はオープンテラスのカフェが沢山あります。ここはやっぱりビールでしょう!ということで、Schlossplatzを望むカフェで、明るい時間から乾杯。この時点で17:00くらいだったとおもうのですが……もちろん、まわりのみなさんも飲んでます。しっかしドイツはビールが大きい。

小腹がすいていたので、ペロンペロン(謎)のパスタを頂きましたが、意外に美味しかった。

こういう広場がいっぱいあっていいなあ。ここは駅近くの「Obere Schlossgarten」。

Stuttgartでの宿は「Le Meridien Stuttgart」。大きな通りを挟んで向かい側が「Mittlerer Schlossgarten」という大きな公園(但し工事中な箇所が多かったですが)でして、景色はとっても開けており、お部屋も広くて新しくて清潔。朝食も充実してました。駅から歩いて10分かからないくらいですが、途中の道が(工事中のせいか)あまり舗装がよくないので、大きいスーツケースをもっていると結構キツイです。ですが、タクシーだと近すぎてたまに断られる(らしい)。ちなみに、ホテルの周囲には、目ぼしい飲食店などは殆ど無いです。お腹が空いたらU bahnで繁華街に出ましょう。

お部屋からも駅のスリーポインテッド・スターが見えました。

続きます。

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