工事中だった金沢市庁舎が格好良かった。
古道具やさん「古道具・器・きもの きりゅう」で宝物探し
タクシーに乗って、伺った素敵な古道具やさん。
まさに宝探し。ミッドタウンなんかにも、たまに出店されていたりするそうですよ(店主の方曰く「ここで買ったほうが安いけどね!」と。笑)。
色々気になるものがあったのですが、迷いすぎて結局何も買わずに出てきてしまったことに、今更後悔しております。ここまでセンスが良い日本のアンティークが勢揃いしてるお店も珍しいんじゃないかと今更思い始めて……も、もう遅い(苦笑)。古臭さみたいなものを全く感じないのですよねー。尚且つ、生活にスッと馴染むような使い勝手の良さそうなものが揃っていました。ちなみに1日目に伺った「一献」さんでも、ここの食器を使われているそうです。道理でセンスが良いわけだ。
隣に昭和の香り漂う不思議なショッピングモールがあったので、カフェに入って一休み。ご近所のご婦人方の憩いの場になっているようでした。
ビーフステーキ「ひよこ」で肉ランチ
さて、きりゅうさんから15分程歩いて、2日目のランチはこちらのお店へ。隠れた名店ビーフステーキ専門店「ひよこ」さんです。
「ぷ、プレハブ……!?」と思ってしまうような不思議な店構え。
席は横並びのカウンターのみ。大人8人ぎゅうぎゅうに詰めてキリギリ座れた、といった感じのコンパクトな店内。メニューは、ヒレステーキのセット、1択だけ。
入店すると、手早く大量のヒレステーキを焼き上はじめるご主人。湧き上がる肉汁の香りが店内に充満して食欲をそそります。
こちらがご主人。
そして、こちらがヒレステーキ、どーん!鹿児島県産黒毛和牛、一人前は280gだそうで……なかなかのボリュームです。この他にサラダと付け合せのお野菜がついてきます。
お醤油ベースのさっぱりしたソースで頂くお肉は、お口のなかでとろけるように柔らかな舌触り。ランチからこんなに贅沢なステーキを頂く機会はなかなかないので、ちょっと胃の辺がくるしくなってきましたが、ご馳走さまでした。
こちらも予約必須の名店。金沢駅から結構距離があり、周辺はなかなかタクシーが見つからないので、お帰りの際はお店でタクシーを呼んだ方が良いかと思われます(結局、20分くらい探しまわるはめになりました……)。
一旦宿に戻りチェックアウトしてから、金沢中心部をプラプラと観光。
兼六園と金沢城
「兼六園」は本当に良い庭園ですよねー。今にも動き出しそうな、地を這う樹木たちに歴史の長さを感じます。
金の鯉が居た。
眺めもよろしい。
レンタサイクルで「ひがし茶屋街」周辺をプラプラ
レンタサイクルのステーションを発見して、金沢城の近くでレンタサイクルを借りました。今回利用したのは有料の駐車場に自転車置き場があるような、無人のレンタサイクルだったのですが、¥100/1時間ほどと料金も手頃。折角知らない土地に来ているのだから、タクシーに乗って車窓から景色を眺めるより、景色と雰囲気を肌で感じるほうが楽しいのでは、などと思ったりします。金沢はそこまで大きな街ではないので、自転車で周遊するのにもぴったり。
……と思ったら、金沢市が「まちのり」という公共のレンタサイクルを運営してるようなのですよ(パリのvelib’みたいなやつ)。さすが。こちらは¥200/1日のようです。次回はこちらを利用してみたいところ。
ひがし茶屋街はいつ行っても観光客がたくさん。
自転車で走ってたら見つけた、可愛いお家。
正統派和食「御料理 貴船」
さて、なんだかんだで夕食の時間に。自転車を一生懸命漕いで、カロリーを消費してお腹をすかせたつもりだったのですが、お昼のステーキが何となく胃袋に残っている……感。
金沢を食べまくる旅の最後は、今回宿泊していた町家「菊乃家」さんの目と鼻の先、彦三町にある「御料理 貴船(きふね)」さん。昔ながらの町家が立ち並ぶ、浅野川沿いにあります。
町家のお座敷で頂く、クラシックな和食のお皿の数々。
松茸の土瓶蒸しで、一足早い秋を感じたり。
うには茶碗蒸し仕立てで。
(お腹いっぱいになりすぎて、写真を撮り忘れた御料理がいくつか……)
完全予約制、完全個室で1日4組限定の名店。日曜の朝だけ、3組限定で朝食を頂くことができるとか。相当予約が取れないそうなのですが、朝食も気になります。
羽田空港についた瞬間に、食べ過ぎの症状に襲われたのは言うまでもありません……。美食を楽しむ旅には、それなりの容量の胃袋が必要です……。
完。