フィレンツェの朝。
なんでもないcafeのなんでもないデニッシュが安くて、普通に美味しいのが嬉しい。
この日のメインは、フィレンツェの中心部、フィレンツェ大学にある、解剖学博物館。
「本当にここは色んな意味でヤバい」という事を言われていたので、友人とワクワクで足を踏み入れました。
前半3/2位は、ひたすら、哺乳類から、両生類、甲殻類、鳥類、はたまた水中の生物まで、地球上のあらゆる生物の剥製を展示した部屋が延々と続きます。
人生、此処でしか遭遇できない様な生物達もいっぱい。
展示の仕方(それぞれの剥製のポーズとか、表情とか)に飾りっ気が無い所が、リアルさを引き立てていたような。
後半3/1、ここからが本当に楽しみにしていた、人体解剖セクション。
人体のありとあらゆる部位の蝋人形(模型)が、図解された解剖図とともに、ひたすら展示してあります。例えば、心臓という臓器だけでもワンコーナー、心臓のそれぞれの部位を細かく分けて展示されているという。神経の繊細な編状の組織なんて、本当にアートの域です。人体の不思議、宇宙です。
本当に圧巻でした。
前半の動物学のセクションのところで、小学生位の子供達と学校の先生を見かけたのですが、此処も見学していったのだろうか…と考えてしまいました。自分の身体を知るということは、とても大事な事ですけども。
「NO FOTO」と、最初のチケット売り場の所に書いてあったので写真禁止だと思うのですが…撮ってきたので…1枚だけ。(人体解剖学のところなんかは、本当に駄目な方は駄目だと思うので)
鳥類セクションルームの一部です。
どれだけの数の剥製が展示されてるのか、何となく想像がつくのでは。
http://www.dipaiml.unifi.it/anatomia/default.html
Via Romana 17
どうやら、解剖学セクションの開館は火、土曜のみ。
それ以外の月、木、金は、動物学セクションのみ開館のようです(運が良かった!) ともに午前中(9:00〜12:00)だけの開館。
んー!他の写真も載せたい(笑)。
この日も良いお天気でした。
よくわからぬまま、ひたすら街を歩いて着いた先は…
フィレンツェの街が一望できる、ミケランジェロ広場。
青すぎる青空と、模型の様な雲、絵本の中のような街並。
ここから少し歩くと、サン・ミニアート・アル・モンテ教会(San Miniato al Monte)があります。
幾何学模様が美しいファサード。
バスにも乗ってみました。
スリには要注意とのことで、結構ビビりながら乗り込んだのですが、ロンドンバスより数倍キレイな車内。
ランチは、イタリアンが続いたので、ジャンクにハンバーガー!
そして、ドゥオモ。
上ってきました!勿論、全て階段です。
体調があまり優れなかったのものあり、死にかけました…ほんと。
クーポラの内部。よーくみてみると、結構残酷な宗教画。
そして、クーポラの天辺へ!
たしかに絶景なのですが、いつ飛ばされても可笑しくないくらいの、もの凄い強風でした。高所恐怖症の方は辞めておいた方が良いです。何だか軽ーく死ねそうな高さです。
勿論、下りも同じ道を足で下って行きます。
運度不足解消…というか、退場したときにはもうほぼ無言状態(笑)
ひと休憩して、最後に向かったのは、フェラガモ博物館。
世界中の著名なセレブリティに愛された、フェラガモのアーカイブを見る事が出来ます。丁度、「カラー」をテーマにした展覧会が行われていました。今見てもとってもモダンでエレガントなシューズ達。
ブティックの地下が博物館になっているのですが、立ち寄ってみたところ、不覚にもとても美しいパンプスに出会ってしまったので、この旅初めてのお買い物をしました。
フェラガモは「ヴァラ」、そしてコンサバティブなイメージがとても色濃かったのですが、シンプルなパンプスあり、ファッションコンシャスなデコラティヴなシューズあり(日本ではあまりみないような…)、足入れの安定したとても素敵なシューズがあることを新発見しました。
今度から、日本でもちゃんとチェックしなきゃ!
うだうだしていたら、あっという間に日が沈み。
この夜も勿論、イタリアン、ワインで乾杯!フィレンツェ最後の夜を楽しんだのでした。
ローマに移動です!