JFWの事、書かなきゃ書かなきゃと思っていたらあっという間に、10月も最終日。

先週末は色々と展示会を観に行かせていただいたので、その事についてはまた後ほどじっくり書かせていただくとして、今日はここ毎シーズン欠かさず拝見させていただいているANREALAGEについて。前シーズンはのchangefashionの一件なんかもありましたが、なんだかんだ此処まで色々な意味で話題を呼ぶ/注目されるブランドは東京では無いのではないかと。一つの事に人が感心を持って議論をする、会話が生まれるって事は素敵なことだなと思うのです(それがパーソナルな感情論になってしまったら、おしまいですが)

今回のコレクションはmintdesignsとの2本立て「THE SHOW」という形で発表されました。

先にANREALAGE。

ブリスターパックを用いて、洋服の「かたち」を内側から形づくった洋服の数々。
今までは洋服を着る「核」としての身体のかたちを空気や立体物で(時には、明らかに不自然に)新たに形作る考え方が多かった様に思いますが、逆に人間の身体は身体ありきで洋服のディテールやファブリックの質感をエンボスの様な形で内側で表現した手法は、捉え方によっては今までとはかなり異なったアプローチ方法だったのかなと思います。

また、シフォンやサテンなどの軽やかな素材を多用していたのも新鮮に写りました。大人でも着れそうかなーなんて。

http://www.fashionsnap.com/collection/anrealage/2012ss/

そして今回初めて観た、10周年のmintdesigns。
コレがとっても良かった。

会場に突然ドラムロールが鳴り響いたかと思うと、テンションの高い音楽に合わせて10から1までの数字モチーフと持ったモデルがアーカイブのドレスを着て次々と登場。ANREALAGEとは180度違うテンションに一瞬戸惑う。

それに続いて登場したのは新作のコレクション。
お揃いのキラキラのヘッドピースをつけて、星柄やくちびる柄、ドットなどmintdesignsらしいカラフルなプリントが楽しいランウエイ。明るい音楽とテンポ良くランウエイを闊歩するモデル。難しく何も考えずに「ファッションって楽しい!」って思ったのは久しぶりでした。(WWDのインタビューにありましたが、デザイナーさんもそういった意図でやられていたようです。やられた。)

こういうのもいいな、って思えるコレクションでした。

http://www.fashionsnap.com/collection/mintdesigns/2012ss/

こんなペーペーの分際で言うのも烏滸がましいのですが、アタマきて帰っちゃうジャーナリストとかバイヤー、いないのかしら?と心配してしまう程、会場にいらしたお客様のシーティングのオーガナイズが悪いのはどうにかならないのでしょうか…(私の席が云々とか、そういう意味ではなく。)

今回も始まる前から賛否両論だった東コレ。
お酒を飲みに行くと最近関連の話になることが本当に多いのですが(そしてとてもアツくなりがち。私も、すきだよなあ。)今のところ藤原ヒロシさんのブログに大きく頷いたことが、私の個人的なの心のウチかな、と。

http://fatale.honeyee.com/blog/hf/archives/2011/10/24/

最近、毎週月曜日はWWDの三浦さんと斎藤さんの連載を読むのがちょっとした楽しみになってます。つぶやきみたいでおもしろい。

さーてさて。

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