こんにちは。各ショップの店頭は春一色となり、ポジティブなムード漂う春夏のお洋服達に、気持ちだけが春へと引っ張られていきますが、まだまだ肌寒い日々が続くよう。NYでは2014-15のA/Wコレクションが始まり、頭の中の季節のタイムラインが乱れに乱れる時期ですね。

 そんな中、最近お取り扱い店舗も続々と増えて、注目の日本のブランド「AKIRA NAKA」の「2014 High Summer Collection」と称するコレクションの展示会にお邪魔しました。春夏の期中展という位置づけ。国内だと今の時期、PreFallの展示会を行なっているブランドさんも多いよう。

肩肘の力を抜いた盛夏のワードローブ。普通っぽいのに、どこか心を打たれる、気の利いたディテールが隠されていたりする。

 

左のプレーンなノースリーブブラウスはしっかりとインナーが付いていて「腕ぐりが大きいので中が覗いてしまうということで、インナーを付けました」との中さんのコメント。デザイナーズ系のブランドはデザイナー自身のエゴに左右されがちなところが絶対的にあると思うのですが、AKIRANAKAはこういった女性に対する優しさに溢れたものづくりに毎回魅了されてしまう。透けが気になるホワイトのパンツやスカートも、ちゃんと裏地で透けないようになってたり。ちょっとおばちゃんっぽいかもしれないけれど、こういう細かなあしらいって「売れる」ことに確実に繋がっていくんじゃないかなあと。相当なオシャレさん以外、着にくい服って結局着ないし、買わないから。

”プレ”にあたるコレクションだからといって、手抜きはありません。服自体はプレーンだからこそ、こだわり抜いた素材が随所で生きる。この”抜き差し”加減も今の気分。実際に着ていても、男女年齢問わず「素敵」と言っていただけることが多いのですよ。声を掛けてきた男性がもし服ヲタの男性だったら、じっくりと服ヲタトークを楽しむこともできる(笑)。

フロッキー加工が施されたオーガンジー素材のブラウス。フロッキー加工は通常、裏に接着剤のようなものが出てしまうので、こういった使い方はほぼできないそうなのですが、裏に特殊な加工を施して、実現したアイテムだそう。形はとってもプレーンなので、素材の透け感を楽しんで。(ルックで見た方が全然かわいいので是非ルックでみてみてくださいー

こんなプレーンなショートパンツも素材のハリ感を生かしたディテールが素敵。

品の良さ、モノの良さ。そして良い意味で1アイテムで主張しすぎないので、コーディネートもしやすいところも魅力的。個人的にも、ラブコールを送り続けたいブランドの1つです。

(このHigh Summer Collectionを展開するかは定かではありませんが)都内だと、伊勢丹(3F International Designers)さん、Aquagirlさん、UNITED ARROWSさん、Sisterさん、などでお取り扱いがあります。

2014 High Summer、フルルックはこちらで見れますよー。

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