レザーグッズ(以外もあるけど)ブランド「MARY AL TERNA(メアリオルターナ)」の展示会に伺いました。(今店頭に並んでいる14SSの展示会の模様はこちらから

個人的に「ファブリックとレザー使いの妙」が、このブランドの特徴だと勝手に思っているのですが、今回はフェルト素材でモダンさをプラス、ベージュとブラックのスエード素材やゴールドのメタル金具の使いで、全体にはグッと大人っぽくシックな印象になっていましたよ。


「今回から展示の雰囲気が変わったなー」と思ったら、オリジナルの什器を作ったそうで、なるほど頷く。日本の(小規模)ブランドの展示会を拝見していて、予算の兼ね合いや、合同展が多いのでなかなかそこまで手が入れられない事情もありつつも、VMD(ディスプレイや会場演出)の弱さはよく気になるところなのですが、バッグやSLGのブランドとなると、余計にこういった”魅せ方”は重要になってくるのではないでしょうか。シーズンを重ねるごとに”ブランドっぽさ”に磨きをかけていっていますねえ。

ああでも、その昔、某海外ブランドでPRとして働いていた時に、バイヤー向け展示会の際(海外ブランドの場合はバイヤー向けとプレス向け、全く別で展示会をやる場合が殆ど)会議室に可動式のラックを並べて、プラハンに掛かっているサンプルをそのまま並べたようなディスプレイを見て愕然としまして。卸営業の担当に「こんな見せ方で大丈夫ですか?」とPRからコメントをしたら「プレス向けじゃないし大丈夫」的な返答をされたことを思い出しました。 (いや、本来は大丈夫じゃないはずだと思うんですがね)

……おっと、話がずれてしまいました。

まず目に飛び込んできたのは、14AWのニューカラー、ピカピカのメタリックシルバーのスモールレザーグッズ。ゴールドのメタル金具も効いています。

ファーストシーズンで人気だった縦長ボストン「KATHY」が復活。素材やカラーのバリエーションが増えました。(うーん、どれも欲しい)

女性って寒い時期にストールやマフラーを取って、バックの上に置いたりしませんか?ファーストシーズンからの定番、ファブリックをあしらったデザインが特徴のバッグ「NOD」シリーズの新作は、そんな冬のワンシーンを切り取ってそのままバッグにしたようなデザイン。ストールのようなフリンジが四隅にあしらわれています。とにかく軽い!

クラッチに大変身する不思議な形のバッグ「HANG」も、フェルトとスエードでまた違った印象に。ビニールのパイピングが効いてます。

私もお気に入りで愛用しているショルダーバッグ「MYCO」の新色。車を降りるとき、お支払いをするとき、ちょっと立ち上がるときなどに、肩紐を短く、ハンドバッグのように持つこともできるのがすごく便利。こういうちょっとしたシーンに「気が効いてるなあ」って思えるアイテムって、何だか無性に愛しくなります。

虫の触角みたいなエレメントが可愛いビッククラッチは、MacBook Air(11inch)も入るお仕事女子には使えるサイズ感が嬉しい。もちろん、A4サイズもバッチリ入るので、ドキュメントケースとしても◎。

グレーのフェルト×黒レザーバージョンだと、かなり雰囲気が変わる(私が小さいのでバックがデカく見えますが…ご愛嬌)

新作の巾着バッグ。大きめサイズなので、こちらもA4サイズ、オーケー。口をくしゅっとしないで持つこともできるみたいです。

日本発で、マスにもハイエンドにもリーチできるアプローチをするレザーグッズのブランドは今まで殆ど無かったのでは。私みたいに文句の多い(笑)ファッションオタクにも、オシャレ好きの大人の女性にも楽しんでもらえる、幅広い世代に受け入れられるモノになってきたなーと、これからも楽しみなブランドです。

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