目減りしていくマイルを消化するべく、国内旅行に出ようと考えていた時に、まず思い浮かんだのが金沢と香川、そして九州。実はうどんの美味しさに目覚めたのは2年ほど前。学芸大学の恩家で釜玉を頂いたのがきっかけ。それまでは「こんな小麦粉のかたまりみたいなの、何が美味しいんだろう……」と思っていたのですが、その先入観を根底から覆す讃岐うどんの美味しさ。
と、いうわけで四国は香川へ「うどんだけを食べに行く」という旅を決行して参りました。
国内線はPassbookが恐ろしく便利ですね。iPhoneユーザなら、これを使わないなんてありえない。出発の数時間前からはロック画面に常駐してくれるのも便利(パスコードもいらないし)。

(QRコード消してます)

高松空港へは羽田から1時間ちょい。離陸して、水平飛行している間もなく即着陸する感じ。空港でレンタカーをピックアップして、いざうどんツアースタート。

1杯目:山越(やまごえ)うどん

1件目に伺ったのは、空港から割と近場の「山越うどん」。

20m位行列ができていましたが、スイスイ進むので待つ、って感じでも無かったです。

かまたま押し。

こちらがかまたま(小)。

もちろん美味しかったのですが、正直、想像以上の感動は無く……一瞬全員にこのツアー自体に対しての不安が過る……。(いや、おいしかったですよ)

オープンエアーで、各々思い思いにうどんを啜る。不思議な世界観。

HI-C久々に見た……!

2杯目:元祖しょうゆうどん 小縣家

さて、お次は「元祖しょうゆうどん 小縣家」。

「醤油をかけて食べる」を一メニューにまで高めた。「小縣家元祖しょうゆうどん」の商標をもつ超有名店
はじめてのさぬきうどん – オススメ讃岐うどん店 準S級 小縣家 より

だそう。
ん?

「大根劇場」……?

く、クシャおじさん的な……。

不思議お人形が収納されているショーウインドー(?)。

非常に不思議な世界をお持ちのお店です。

肝心のうどん。まずおろし金とどでかい大根を渡されるので、待っている間におろしましょう。

大根おろしをおうどんに掛けて、すりごま、ねぎ、すだちを掛けて、最後に特性の生醤油をかけていただきます。生醤油は甘め。ピリッと辛い大根おろしとの相性が抜群。

ごちそうさまでした。

疲れてそうなわんこが居た。

あと数件周る予定だったのですが、連れの1人が体調を崩し、みんなお腹も一杯ということで、取り敢えずホテルに向かうことに。

高松に到着。屋島へ散歩。

恐らく琴平か丸亀あたりに宿を取るほうが、うどん巡りをし易いと思うのですが、今回は高松駅の真ん前にある「JR クレメントホテル高松」に宿泊しました。高層なので、なかなかの眺め。目の前のフェリーターミナルからは、直島や小豆島行きのフェリーが出ています。

高松市街地では意外にあまり「うどん」の文字を見かけません。有名なお店ほど田舎の方にあるようです。

早くも「うどん」の文字に強迫観念を覚えるようになってきたので、指向を変え、廃墟が充実しているという「屋島」へ向かってみることに。ふもとには、「四国村」という古民家をテーマにした野外博物館があります(行けなかったけど、なかなか面白そう)。場内にうどんやさんもあります(後述)。頂上には、弘法太子空海の84番札所である「屋島寺」も。

レトロ感漂う有料道路「屋島ドライブウエイ」の料金所。期待が高まる。乗用車は¥630と、なかなか高額。

あっというまに山上に到着します。

良い感じのらもじだ。

屋島寺」。

不思議なおみやげ屋さんとか。

山上はブラブラとお散歩するのに最適。高松市街と瀬戸内海を一望できます。

「お、いい感じの廃墟が。」と思ったけど、「望海荘」という現役のお宿でした。

廃墟が点在する屋島山上

山上をぐるりと歩いていると、廃墟が点在するゾーンに出会いました。

バールかなにかでこじあけようとしたのかなあ。

生々しい仕掛けである。

そして、期待していた「屋島山上駅」の廃墟へ。かつて、屋島には「屋島ケーブル」というケーブルカーが通っていたそう。ケーブルの運営会社である屋島登山鉄道の自己破産に伴い2005年に廃止された後、そのままの形で放置されています。

昭和のまま時が止まっている感。

重厚感ある立派な駅舎。

(割れたガラスの穴から撮影)時が完全に止まってる。

すぐ近くでお花の世話をしていたおばあちゃんによると(この辺りに住んでるのかな?)、少し前までは入り口に鍵がかかっていなくて、中に入れたらしい。その後、施設そのまま国に買われてしまったらしく、それからは鍵が掛けられてしまって入れなくなってしまったと。

昭和の古き良き観光地(だった)かおり漂う、屋島。退廃的な場所がお好きな方には、オススメです。

3杯目:元祖 わら家

ついでなので、屋島の麓にあるうどん家さん「元祖 わら家」にもおじゃましてきました。

お出汁が入っている一升徳利。非常に大きい。

わら家の名物は釜あげ、ということで。3杯目は釜あげうどん。こういう観光スポットに併設されている飲食店ってあんまり信用ならないのですが(すみません)、つるっつるで少し細めの麺とお出汁が非常に美味しかった。
元々大食いなタイプでもないので、3杯めを夜ご飯として、ホテルに戻って(違う意味で)1杯。

夜はちょっと散歩に出てみたり。

続きます。

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