(前回の記事)そんな訳で、ドイツからフランスに移動。Gare l’estに到着して駅の外に出た瞬間思わず「ああ、パリに来たなあ」と思わずつぶやいてしまう。しかし、5月初旬のパリはまだ寒かったです。雨も多い。
(目の前にありながら、結局一度も行けなかったオペラ座)
まずは、Paris散歩
丁度「Les Arts Décoratifs」でDRIES VAN NOTENの回顧展「INSPIRATIONS」をやっていたので、ラッキー!
2014/8/31までやっているようなので、夏休みなどに行かれる方も是非。コレクションがどのように生まれるのか、その着想の部分にスポットを当て、ドリスの今までのコレクションアーカイブとそれぞれのコレクションのインスピレーション源となった衣類や絵画、映像、写真などのアート作品をテーマ別に展示。すごいボリュームですが、観ていて飽きません。作品性の高いクリエイションを生み出すようなブランドではなく、リアルにファッションビジネスを続けているドリスのようなブランドの回顧展は非常に新鮮で、勉強になりますね。ファッションを学ばれている学生さんなんかにも是非見て欲しい。
オルセー美術館は行列が凄すぎてパス。
Foundation Cartierの美術館「Foundation Cartier pour l’art contemporain」。小雨振る中向かったものの……守衛さんに「今日は休みだよ」と言われ、ガーーーーン!1984年10月20日に誕生したFoundation Cartier。今年で30周年ということで、記念の企画展がちょうど始まる頃だと思っていたのですが、逆に展示入れ替え期間でお休みだった模様。他の日に組み込めそうも無かったので、泣く泣く諦め。しかしスーパーモダンな建物でした。次こそは中に入ってみたい……。
1:00頃に、世界のキタノが映るのですが、すごいインパクト(笑)。多分この時だったと思いますが、数年前にファッション通信(確か)でTakeshi KitanoがFoundation Cartierを訪れた模様を取材されていたのですが、異質感が半端無くて、未だに忘れられません(笑)。
異質感といえば「ポンピドゥー・センター」。毎回謎なのは、チケットの自動販売機を殆ど誰も使わないこと。反して、チケッティングのカウンターには大行列ができてるという。この時はHenri Cartier-Bressonの展覧会をやっていましたよ。
ここの薔薇ってどのくらいのタームで取り替えてるんだろうなあ。
そして、また、雨。
赤い大きな扉が並ぶファサードが目印。
この時は「motion factory」という、若手のFilm makerによるストップモーション・アニメーションにスポットを当てた企画展が行われていました。コンテンポラリーな作品が多かったのですが、会場内にキッズが多かったのが印象的(みんな食い入るように見入ってた)。大型プロジェクターの映像をゴロゴロしながら鑑賞できる部屋や、創作の過程を垣間見れるワークショップもあり、なかなか面白かったです。
パリの街中でここまで足場組んで工事してるのって珍しい気が、と思って撮った写真。
7区「Garance」でディナー
メインはお肉とお魚の2品。
パイナップルのデザート。温かいパイナップルと少し酸味のある柑橘系のソルベの相性が抜群。
サービスをしてくださったソムリエ&ディレクターのギョームさんの気さくな接客も心地よく(ワインのセレクトも絶妙で素晴らしかった)、肩肘張らずに楽しめました。記憶に刻まれるディナー。ごちそうさまでした。また行きたいなあ。
Garance
34 rue Saint-Dominique, 75007 Paris
[ WEB ][ Yelp ]
ディナーを終えて、お店を出ると、夜もすっかり深く。
しかし、何度見ても画になる街です。