ドーハから6時間あまりのフライトで、ヴェネチア・テッセラ空港（通称マルコ・ポーロ国際空港）に到着します。国際空港とはいえ、小規模な地方都市の空港といった感じ。とはいえイタリアで4番目に忙しい空港らしい。
ちなみに、このマルコ・ポーロ空港ではSIMカードを売っていないので、ヴェネチアの市街地に行ってから買う必要があります。つまり空港でSIMカードを手に入れることはできません。友人たちの飛行機の到着時間まで、1時間ほど時間があったのですが、この空き時間にもApple SIMのプリペイドプランが役立ちました（参考：旅先で大活躍してくれたiPad Pro (WiFi + Cellular / SIMフリー)）。
快適インターネットで仕事もインターネットもはかどるっ！
空港から水上タクシーでヴェネチア本島へ向かう
空港ターミナルビルからは長い動く歩道が伸びていて、それがそのまま水上バスと水上タクシーの乗り場に繋がっています。
ヴェネチアへの上陸は6回目という大ベテランK氏のお導きのまま、ボードに乗り込む。水上バスは乗合のバス、水上タクシーは貸切になるため、バスに比べて割高の料金設定らしいのですが、今回は10人という大所帯だったため、タクシーの方が安くついたようです。小さなクルーズ船のような船でした。
ヴェネチア本島までは所要時間40分ほどということでしたが、この水上タクシー、とてつもなく運転がワイルドです（笑）。アクセルベタ踏み！といった感じ（笑）。水上を跳ねるように前へ前へ進んでいきます。
客室は屋根がついている密閉空間なので、水しぶきで濡れることはないけれど、そのかわり上写真のガラス扉の外に置いてあるスーツケース類はびしょびしょ（笑）。揺れがものすごい上に、換気ができないので、船酔いしやすい方には地獄のような時間（笑）。
救命胴衣のサインが可愛い
「これに40分耐えるのは、旅の初っ端からハードル高い……」と思いきや、想像よりもかなり早く（30分もかからなかった気がする）目的地に到着。宿に1番近い船着場まで連れてきてくれるのは、水上タクシーならでは。
開通に時間がかかるTIMのSIMカード
宿の確認に少し時間がかかりそうだったので、SIMフリー端末チームは近所のTIMショップ（イタリアのDocomo的なキャリアらしい）へ。TIMショップは島内至る所にありましたので、SIMカードを購入する場所には困らないかと思われます。
街中のショップだったからなのか？通常の長期契約者向けのプラン案内しか用意されておらず、いまいち話が噛み合わなかったのですが、なんとかプリペイドSIMをゲット。通話100分（多分）＋4GBのデータ通信つきで€28でした。30日間有効とか言っていた気がします（あいまい）。
どうやったらアクティベーション出来るのか聞いたところ「24時間以内にSMSが送られてくるので、それで開通する」とのこと。その日の夜にいくつかイタリア語のSMSが届いてましたが、それでも一向に繋がらなかったので、ネットで調べてAPNの設定など色々いじってみたのですが、結局翌朝くらいまで全然開通しなかったですね……。
開通してからは4Gでとても快適でしたが。
Airbnb初体験
そしてそして、今回の宿は前出のK氏がAirbnbで手配してくれた、Cannaregioという地区にある一軒家。いろいろと調べていたら、近所には世界で始めて「ゲットー」と呼ばれるようになったという、旧ユダヤ人居住区があって、興味を惹かれたロケーションでもあります。
そして、何気にわたくし、Airbnb初体験。人数が多かったこともあり、4泊で一人当たり€160！物価が高いという評判のヴェネチア滞在ではかなり破格だったのではないでしょうか。K氏、本当にありがとう！
我々が泊まったのは、広々としたテラスが1Fに広がる邸宅の2F部分。3DKくらいの間取り。シャワーブース（水圧◎）&お手洗いが3箇所くらいにあって、キッチンには食器洗い機も設置されているし、設備はばっちりでした。不便に感じたのは洗濯機があるはずだったのに、なかったことくらいかな。（後日詳しく書きますが）スーパーマーケットも徒歩3分くらいのところにあるし、ヴェネチアは島自体がそんなに大きくないので、歩こうとすれば、どこまででも歩いていける感じでした。
この日は荷物の整理などをしていたら、あっという間に日が沈み。
宿の近所を散歩しつつ晩御飯へ。ヴェネチアは街灯が少なく、路地はとても暗いのですが、それがいい雰囲気を醸していました。
こういうヴェネチアンマスクを取り扱うお店がたくさんありましたね。
運河の美しさは言わずもがな。
初夜はとりあえず、ピッツア＆ニョッキ。
男子達はこのあと飲みに行ったようですが、宿に戻ってばたんきゅーでした。パート3は大雨に見舞われつつ、水に沈みゆく（？）ヴェネチアを歩き回った、街歩き編です。